遺言書はどこで作るか
遺言書は自分ひとりで書くことができます。書くことができるというより、「個人の権利」ですから、弁護士に依頼しなければならないとか、行政書士に依頼しなければならないということはありません。自宅でひとりで作成できます。
遺言書には何を書いてもかまいませんが、書いても「無効」の内容もあります。また、遺言書をきれいに、誤字のないように、パソコンで作成しようと思う人も多いですから気をつけてください。遺言書作成のルールは厳格です。
遺言書の専門家とは
【自筆証書遺言】は自分で書くので、記載内容と書式・形式に気をつけてください。
専門家に相談して作成するなら、どういう専門家に相談すればよいのでしょうか。
このホームページでは再三申し上げていますが、
「法律で困ったら、何でも弁護士」
なのです。弁護士さんは法的なことはなんでもできます。税金の計算から届出でも、不動産の登記なども全部できます。さらに、交渉を要することも、弁護士さんが代わりにやってくれて、本人は相手に会うこともなく、駆け引きもすべて弁護士さんに任せればよいのです。そのかわり、報酬は高い可能性がありますから、用意をしておきましょう。
遺言書も弁護士さんに、内容から作成までお任せできます。任せ方にも、「少し任せる」から「ほとんどすべて任せる」まで、いろいろな方法があります。
遺言書の作成は民法の知識が必要ですが、場合によっては会社法とかその他のほとんど聞いたこともないような法律の正確な知識が必要なことがあります。また、共同相続人から提訴された場合の戦い方まで視野に入れられるのか・・・。そういうことはおそらく行政書士には難しい(できない?)のではないでしょうか。行政書士は「総務省」の管轄下にある国家資格者で、法廷闘争ははじめから予定していません。
「複雑怪奇」な遺言書でないのなら
「複雑怪奇」というのは言いすぎですが、多くの分野の法律を駆使して、相続の際の税金、相続人たちのその後の税金や「家業・商売」を考慮し、国際的な法知識まで必要であれば、おそらく行政書士にはできませんから(できる行政書士さんもいると思います。失言です。すみません)、私は事情・状況をうかがったり調査してみて、遺言書作成をお断りすることがあります。
行政書士の遺言書
それほど複雑な法規がからみ合っていなくて、人間関係や相続人の「幸福」「反映」を重点に置くような遺言書は、「聞き取り」に時間がかかるのが普通です。こういうときこそ行政書士の出番です。
外科医が骨格や筋肉に詳しいのはわかりますが、外科医に「肩もみ」をしてもらう人がどれほどいるでしょうか。法律のスペシャリストに作ってもらう必要のない遺言書もあるのです。むしろ、法律にとらわれ過ぎない遺言書のほうがよいこともあります。費用的にもお勧めだと思います。(「激安」という意味ではありません。)
また、遺言書を作成するのに、関係者の戸籍謄本や住民票、印鑑登録証明書などが必要なことがあります。それらを揃えるお手伝いもできます。遺言書作成時の「証人」が必要なときには手配できます。
川崎・横浜 遺言書
ほとんど元住吉・武蔵小杉で面談しています。川崎・横浜だけでなく、東京都南部(東京都大田区・世田谷区・目黒区・品川区・渋谷区・新宿区、など)は近いです。また、交通が便利なので、埼玉県・千葉県・静岡県などからもお越しいただいています。
相談業務は全国対応ですが、資料を取り寄せてからでないとご返事できないことがあります。「(遺言書・契約書は、事情があって見せるわけにはいかないので、電話で読み上げるから、それを聞いて回答がほしい。」というご要望もありますが、非常に難しいです。おそらくお引き受けできません。
相談時間:就業後の19時・20時からでも可能です。土曜・日曜・祝日も同様です。メール・電話でご予約ください。
無料相談:電話でできる簡単な内容、一般論的な単純な内容の場合は、わざわざ報酬をいただくほどのことはありませんので無料です。
預り金:初回面談のときに、そのまま「受任」すれば、受任の証として、また事務手数料として一定額をお預かりしますが、最終的な金額から差し引いて精算します。受任するかどうかわからないときは、とりあえず、相談料のみ頂戴します。